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物語の作り方とは?


物語の作り方
物語の作り方

物語は「何を書くか」×「どう書くか」=面白い物語です。

以下作成例となります。


1. テーマ

A(記憶)はB(儚い)だ。主人公がA(記憶)はB(儚い)であることをC(永遠に留める)しようとする話。


2. モチーフ

抽象的なモチーフ:- 時間の流れと記憶の儚さ:記憶は形を持たず、やがて風化してしまう。人はそれに抗う術を持たないのか?- 記録と忘却:記憶を永遠に留めることは、幸福か、または呪いか?物語の設定:- 舞台は近未来の世界。人間の記憶をデジタル化して永遠に保存する技術が開発された社会。- 主人公は最愛の人の記憶を失いたくないと願い、その技術を使うが、次第に記憶と現実が曖昧になる。


3. 素材(天、地、人)

天(世界観):- 未来社会: 記憶保存技術が一般的に普及した近未来。保存された記憶が「現実」を歪ませるリスクを含む。

地(舞台設定):- 都市の中心部: 高度に発展したメトロポリス。- 主人公の自宅: 最愛の人と過ごした温もりのある空間。

人(登場人物):- 主人公(レイナ/30代): 記憶を永遠に保存したいと願う人物。- 最愛の人(カイル/故人): 主人公の心の支えだった人物。- 記憶技術者(エリオット/40代男性): 記憶保存技術を開発した科学者。- 謎の女性(アリア/20代): 主人公に警告を与える人物。


4. 構成

ストーリーライン:

1. 主人公は記憶の儚さを痛感し、最愛の人の記憶を永遠に保存したいと願う。

2. 記憶保存技術に頼るが、保存された記憶に違和感や矛盾を感じ始める。

3. 現実と記憶の境界が曖昧になり、苦悩と葛藤が深まる。

4. 最愛の人を真に愛したことを思い出し、記憶を手放して「今」を生きる決意をする。

シークエンスとシーン:

- シークエンス1: 導入(起)  主人公が最愛の人との思い出を振り返る。

- シークエンス2: 試みと安心(承)  記憶保存技術に頼るが、保存された記憶の矛盾に気づき始める。

- シークエンス3: 崩壊と葛藤(転)  記憶の歪みに苦しみ、技術者に相談する。

- シークエンス4: 解放と決意(結)  主人公が記憶を削除し、真に前を向いて生きる決意をする。


クライマックスのセリフ

「記憶は永遠じゃない、だから美しいんだ。私はずっと恐れていた。

思い出が薄れていくこと、愛した人の声や笑顔が遠のくことを。

でも、気づいたんだ。本当に大切なものは記録の中にはない。

あの人と過ごした時間、交わした言葉、それは私の中で生きている。

どんなに薄れても、それが真実なんだ。最愛の人が望むのは、私が前を向いて生きること。

今を大切にすることだと分かった。さよなら、私のもう一人の記憶。ありがとう、これまで一緒にいてくれて。

これからは、自分の足で未来を歩いていくよ。」


物語の作り方とは?プロ作家・脚本家のノウハウ詳細は是非以下の書籍を参考にしてみて下さい。



筆者


Kazuo Hoshina
Kazuo Hoshina

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